【エヴァ巡礼】宇部新川駅とシン・エヴァに登場する山口県ネタ

現在公開中の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に関して、公式Twitterの方で「ネタバレそろそろ良いよー」と出てましたので、当サイトでもネタバレ記事を公開しようと思います。
22日19:30~ #シン・エヴァンゲリオン劇場版 制作現場に密着「プロフェッショナル仕事の流儀 庵野秀明SP」放送!
番組では映画の内容にも触れています。
これまで初見の方へ配慮して下さった皆様、ありがとうございました。今後はぜひ、皆様からのご感想を聞かせてください!#シンエヴァ pic.twitter.com/munfXh13FW— エヴァンゲリオン公式 (@evangelion_co) March 19, 2021
山口県民にとって、特権のうちの一つと言っても過言ではない「エヴァンゲリオン」との関係性。
総監督の庵野秀明は山口県宇部市の出身であり、TV版の頃から新劇場版まで山口県ネタが沢山出てきます。
そして、極め付けは今回で完結した「シン・エヴァンゲリオン劇場版」。
ラストにはなんと実写で「宇部新川駅」が登場します。そこには、シンジ・マリ・アスカ・レイ・カヲルの姿も!
今回は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に出てきた宇部新川駅の紹介と、その他山口県ネタ、そしてエヴァ大好き編集長である私が、実際に観て回収した小ネタを紹介したいと思います。
この記事の目次
一気にメジャーとなった宇部新川駅
映画最初のパートでのキーとなる「第3村」。
この第3村に「黄色のガードレール」が出てきた時、テンションが上がるとともに、「この村って山口県が元ネタなのでは?!」と期待したのですが、そこは残念ながら別の場所。
でも早い段階で山口ネタが出てきたので、まだ出てきそうだと大きな期待をしていたら…
出てきましたよー!最後に「宇部新川駅」が!
県内の映画館で鑑賞したのですが、「宇部新川駅」が出た瞬間、他の方々もすぐ気付いたようで。みんなリアクションを取り、館内がワナワナしました。
後日SNSで確認すると、駅の発着音の時点で気づいた方もいたようです。
元々、上映が決定する前のポスターに宇部新川駅周辺の線路が使用されたこともあり、コアなファンからは「本編にも宇部新川駅周辺が出てくるのでは?」と予想する方もいたようですが、まさか実写で出てくるとは思いませんでしたし、主要キャラクターが宇部新川駅でラストを迎えるなんて思ってもみませんでした。
構内には庵野総監督のサイン入りポスター
訪れたのは4月中旬。
駅にあるバスターミナル側から見ると、まさに映画でみた光景。
すでに感動しながら構内に入ると、改札付近にシン・エヴァのポスターが。
なんと、庵野総監督の直筆サイン入りです。


興奮した勢いのまま、ホームへ
改札を入るとすぐ「宇部新川駅」と書かれた看板。
また、作中に登場した黄色い電車も本物そのまま。
奥のホームへ行くと、シンジが座っていた椅子が。
この日は平日にもかかわらず、県外から来た若いカップルが私と同じように構内を撮影していました。
シンジとマリが手をつないで駆け上がっていった階段
これもラストシーンでそのまま使用されました。2人が現実の世界へと駆け上がっていった階段です。
あのポスターはどこで撮られたもの?
そして気になる線路が描かれた上映前ポスターの場所。
これも駅の近くがモデルになっていることが判明しました。
この上から順番に寄せて撮ったものがこのポスターの元ネタになっていると思われます。
駅近くにもエヴァ関連が
宇部新川駅周辺は、他にもエヴァ関連ネタがあります。
一久ラーメン
こちらは宇部新川駅の道路向かいにある「一久ラーメン」。地元では”宇部ラーメン”の愛称で親しまれるラーメンチェーン店です。TV版と「新劇場版:序」に登場するカップラーメンにとして登場しています。訪れた際にはぜひ食べてみてください。
宇部興産
宇部新川駅を南西に10分ほど歩くと出てくるのが「宇部興産」。こちらは日本の大手総合化学メーカーであり、山口県を代表する企業の一つです。
この宇部興産が作中で出てくる工場風景のモデルなのではと言われています。
エヴァンゲリオンに出てくるマニアックな山口県ネタ
エンドロールに「ヤマネ鉄工建設」
本編が終了し、エンドロールに注目してください。このエンドロールに「ヤマネ鉄工建設」と名前が出てきます。
ヤマネ鉄工建設さんは山口県長門市にある企業で、なんでも「シン・エヴァンゲリオン」制作時に、あるディティールに関する資料提供の要請があったそうです。だからエンドロールに名前が出てきたんですね。
ちなみに、ヤマネ鉄工建設さんがメインスポンサーをされている7人制女子ラグビーチーム、「ながとブルーエンジェルス」のチームロゴと試合用ジャージのデザインは、庵野総監督の会社「スタジオカラー」に依頼し製作されたものです。
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実はこんなつながりもあるんですね。
補足ですが、この「ながとブルーエンジェルス」クラブハウス横にある、スポーツを中心とした複合施設「SWEET AS(スイートアズ)」には、エヴァの初号機が飾られています。こちらはぜひ現地に足を運んでみてください。
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その他小ネタ
ここからは山口県に関係なく、私が気づいた小ネタやその後調べたネタについてご紹介します。すでに知っていたらごめんなさい。
実は優しいアスカ
シンジに対して第3村ではとことん冷たくあたるアスカ。正直、見てて少しきついのでは?と思ったが、実は違って…
第3村ケンケン宅で、アスカの首にあったDSSチョーカーを見て嘔吐するシンジ。その時は「DSSチョーカーには反応するのね」と冷たくあしらうが、その後、家出したシンジが帰ってきたとき、また嘔吐することがないよう、首にスカーフを巻いてDSSチョーカーに隠していたこと。
綾波レイが抱っこしていた人形の名前
シンジが初号機に取り込まれているレイと対面した時。
レイが抱きかかえている赤ん坊の人形の顔の部分に「つばめ」の文字。LCL化して消えた、通称”黒波”の意識が同調していたということですね。
マリのメガネ
終盤のシーンでマリがマイナス宇宙から帰還し、シンジが待つ青い海に飛び込み、浮かんできたマリのメガネが「新劇場版:破」のパラシュートで降下し、初めてシンジに出会った時のメガネに戻っている。
第3村のモデル
第3村の「しんじょはら駅」は静岡県浜松市にある「天竜二俣駅」がモデル。
第3村の風景で山口県にしかない黄色いガードレールが出た際、ひょっとして棚田も山口県なのでは?!と期待したが、そこは違って千葉県鴨川市にある「大山千枚田」がモデルのようです。
あと、これは期待しているだけだが、シンジがケンケンの車で帰っているシーンで出てくる工業地帯は宇部興産なのかなぁ、だったらいいなぁと。
13号機に彼が乗っている
マイナス宇宙でシンジを待ち受ける13号機のビルに腰掛けた姿がカヲルくんの座り方によく似ている。→後日、監督陣の舞台挨拶で、「13号機はダブルエントリーでもう一人はカヲルが乗っている」と言っていたので、おそらくこの姿はそうなのでは?
そしてこれも舞台挨拶で言ってた小ネタ。
アスカが13号機に乗っているオリジナルアスカに吸い寄せられるシーンで、小さくカヲルの姿(影)が見えている。
図書館にトトロが居る
初めて見た時には気づきませんでしたが、2回目の時に気づきました。
同じく図書館にて黒波が少女から受け取る本が「安野モヨコ」さんの作品。第3村のポスターにも登場。
まとめ
映画公開からもうすぐ2ヶ月。公開49日間で累計動員523万人、興行収入80億円を突破した「シン・エヴァンゲリオン」。
伏線の回収が至る所に散りばめられており、素晴らしい内容となってました。山口県民にとっても嬉しい内容がたくさんあり、庵野総監督曰く「僕の人生に関わりがあったもの、好きなもので構成されている」とのことでした。
考察がファンの間でここまでされている映画って、そんなにないのではと勝手に推測しております。
まだみてない人がいらっしゃったらぜひ、映画館にてご覧になってください。見れば宇部新川駅に行きたくなること間違いなしです。
基本情報
名称:宇部新川駅
住所:〒755-0061 山口県宇部市若松町3
駐車場:有り(有料)
その他:トイレ・コンビニあり