船上から楽しむ工場夜景!山口県周南市の夜を満喫するクルーズツアー


近年流行し、よく耳にするようになった「工場夜景」。工場夜景をこよなく愛する人も増え、「工場萌え」なんていう言葉も生まれるほどになりました。

そんな工場萌えスポットが、山口県にもあるのをご存知でしょうか。

山口県の瀬戸内海に面する街「周南市」には、全国に誇れるステキな工場夜景スポットがあり、様々なツアー企画が開催されています。

県外はもとより、地元周南市民にも人気となっている、周南工場夜景。今回は、船の上から工場夜景を楽しむプランをご紹介します。

 

 

周南市の工場夜景

周南市沿岸に広がる石油化学コンビナートの製造品出荷額は、県内トップを誇っており、夜の間も休みなくフル稼働しています。

工場夜景観光で地域活性化を図る各都市(2019年現在11都市が連携)が集まり、2011年より毎年開催されている「全国工場夜景サミット」に、2012年より周南市も参加しました。

 

工場夜景観賞ツアーは、周南市の夜型観光として人気の観光プランとなり、工場夜景をモチーフとしたお土産品もあります。

また、徳山駅からも近く、気軽に工場夜景が楽しめるスポットのひとつである「晴海親水公園」は、冬のイルミネーションイベント「周南冬のツリーまつり」と共に、「日本夜景遺産」に認定されています。

 

 

工場夜景を楽しめるプランの紹介

周南市の工場夜景を楽しめるプランの一部を紹介します。

【みつけて周南工場夜景クルーズ】
プラン内容:大津島巡航船に乗船
予約・問合せ:0834-22-0808(㈱JTB山口支店徳山営業所)

【周南夜景エキサイトクルージング】
プラン内容:漁船「直穂丸」に乗船
予約・問合せ:0834-33-8424((一財)周南観光コンベンション協会)

【工場夜景観光タクシー】
プラン内容:タクシーで夜景スポットを巡る
予約・問合せ:0834-31-3355(三和交通㈱)・0834-33-8424((一財)周南観光コンベンション協会)

【工場夜景プレミアム宿泊プラン】
プラン内容:工場夜景が目の前に広がるホテルサンルート徳山に宿泊
予約・問合せ:0834-32-2611(ホテルサンルート徳山)

 

そして、今回わたしが参加したのは、ビールを飲みながら工場夜景が楽しめる、夏季特別企画のクルージングプラン「周南サンセット&工場夜景ビアクルーズ」です。

 

このプランの船は、徳山と大津島を往復している定員90名のフェリーですが、エキサイトクルージングの「直穂丸」は定員9名の漁船となっています。お間違いのないよう気を付けてください。

 

<夏季特別企画>周南サンセット&工場夜景ビアクルーズ

<夏季特別企画>周南サンセット&工場夜景ビアクルーズは、徳山港の沖合約10kmに浮かぶ島、「大津島」を往復するフェリーに乗船し、クルーズ時間約90分で徳山港周辺を航行し、工場夜景を楽しむプランです。

生ビールなどの飲み物が飲み放題、日本11大工場夜景都市のご当地おつまみ付き、しかも飲食物の持ち込みOKという粋なプランで、私が予約をしようと電話したときには、既に定員に達しておりキャンセル待ち状態でした。

ですが、運良くキャンセルが出て参加できました。もし興味があるなら、迷っている暇はありません。速攻で予約しましょう!

 

【周南サンセット&工場夜景ビアクルーズ】
開催日:2019年6月28日(金)7月26日(金)・8月23日(金)
※このプランに関しては残り8月23日分のみとなってますが、現在満席となっておりキャンセル待ちの状態です。
料金:
大人(中学生以上)4,980円、小人(小学生)2,500円、未就学児無料

※生ビール・ハイボールは飲み放題、ソフトドリンクはなくなり次第終了
※その他飲食物の持込可能
定員:90名(最少遂行人数40名) ※先着申込順
集合場所:大津島巡航フェリーのりば
解散場所:大津島巡航フェリーのりば
受付開始時間:18:30
乗船開始時間:18:45
出港時間:19:00
帰港・解散時間:20:30
駐車場:無料駐車場有り(満車時は付近の有料駐車場へ)
お手洗い:フェリーのりば、フェリー内1階に有り

予約・問合せ:一般財団法人 周南観光コンベンション協会
住所:〒745-0033 山口県周南市みなみ銀座1-8
電話:0834-33-8424
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始

支払い方法:
①振込(振込手数料は各自負担)

②現金(観光案内所&特産品セレクトショップ まちのポートへ持参)

【観光案内所&特産品セレクトショップ まちのポート】
住所:〒745-0033 山口県周南市みなみ銀座1-8
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始

 

 

集合場所・フェリー内の様子

無事予約もでき、タイミングよく梅雨も明け、絶好のクルージング日和となりました。

 


集合場所の大津島巡航フェリー乗り場は、JR徳山駅の南側新幹線口から徒歩で約4分です。

私が到着したときにはすでに、年配のグループや、小さなお子様を連れた若い夫婦、会社メンバーで参加の方などで賑わっていました。

 


受付を済ませて待機していると、フェリーが到着しました。大津島を出港した、本日最後の便が徳山港へ入港してきたのです。下船する人や車を見送ったあとで、いよいよ乗船です。

 


フェリーの中には1階と2階に座席があり、自由席になっています。デッキのある2階はおすすめですが、けっこう賑やかなので、1階の席でのんびり過ごすのもいいかもしれません。

 


ドリンクサーバーは、1階の車両甲板にて展開していて、飲食は、座席でもデッキでもOK。デッキで海風を受けながらのビールも最高です。

 


今回ひとつ失敗したのは、ご当地おつまみがあるからと思い、手ぶらで参加したこと。お寿司やおにぎりなどの食べ物を持参されている方が多くいらっしゃり、羨ましい限りでした。

徳山駅から大津島巡航フェリーのりばへ向かう途中、ホテルサンルートの向かい側にコンビニがあるので、持込みする場合はこちらで調達すると便利かと思います。

ちなみに座席には、飲み物のコップなどを置けるホルダーやテーブルはありません。窓際にギリギリコップを置けますが、波などで揺れるとこぼれるかもしれないので注意しましょう。

また2階の前寄りには、省スペースながら、靴を脱いでくつろげるフロアがあります。小さなお子様と一緒の場合は、ここをキープできるとよいかもしれません。

 

 

これが周南の工場夜景だ!

ビールで乾杯し、ご当地おつまみを楽しんでいると、フェリーが徳山港をゆっくりと出港しました。

 


徳山港の南にある蛇島へ向かう途中、大きなクレーンでコンテナを荷揚げしている様子を見ることができました。首の長い、キリンのように見えるガントリークレーンです。普段間近で見ることのない光景に、皆さん大興奮の様子でした。

 


蛇島の近くで徳山港方面へ折り返していきます。この頃には日が沈み、沿岸一帯にキラキラと夜景が広がり始めました。

徳山港付近へ戻ると、今度は西方面へと進みます。この頃にはもう辺りは真っ暗で、工場の灯りがより一層輝き、幻想的な景色が広がっていました。

 

 

 

ほどよくほろ酔いになり、デッキで心地よい風に打たれながら夜景を眺めていると、あっという間に時は過ぎ、名残惜しいですが帰港の時間に。

千鳥足で徳山駅まで歩き、タクシーにて帰路につきました。人生初の工場夜景ツアー、記憶に残る最高のひとときが過ごせました。

 

 

周南工場夜景ビュースポットの紹介


【福川漁港からの景色】

大きな風車がある、山頂の展望台から工場夜景が一望できる「永源山公園」や、県内で3番目に長い「周南大橋」と工場夜景のコラボが楽しめる「福川漁港」、徳山駅から徒歩で気軽に行けるビュースポット「晴海親水公園」など、周南市の工場夜景を楽しめるビュースポットが沢山あります。

違う角度から見る工場夜景は、それぞれ違った表情を見せてくれます。タクシーで各スポットを訪れるプランもおすすめです。

美しい夜景を前にすると、撮影に夢中になりますが、ビュースポットは暗い場所が多いでしょうから、くれぐれも足元には気を付けましょう。また、周囲に迷惑をかけないよう、マナーを守って鑑賞するようにしましょう。

 

 

まとめ

周南市の徳山港からフェリーに乗り、工場夜景を鑑賞するツアーの様子をご紹介いたしました。

他にも、タクシーでビュースポットを巡るプランもあり、陸からも海からも、周南工場夜景を楽しめるプランが揃っています。

新幹線も停車するJR徳山駅から、徒歩で気軽に行けるビュースポットもあるので、県外の方にも気軽に楽しんでいただきたい夜型観光です。幻想的で美しい周南市の夜を、是非体験してみてください。

 

 

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