山口県美祢市のパワースポット「別府弁天池」は青く輝く癒しの泉

広大な大地に、白い石灰岩がゴロゴロ転がる景色を見ることができる、日本最大級のカルスト台地「秋吉台(あきよしだい)」は、山口県を代表する観光地のひとつ。

合わせて巡る観光スポットとして「秋芳洞(あきよしどう)」が挙げられると思いますが、石灰岩の大地が作り出した自然美は、他にもあります。

フォトジェニックなスポットとして人気の「別府弁天池」です。

この池の魅力は何といっても、息を飲むような、澄んだ青色が美しい湧き水。パワースポットとしても人気の別府弁天池は、山口県へ来たなら是非訪れてほしい観光名所のひとつです。

 

吸い込まれそうなブルーの泉

駐車場から別府弁天池までは、徒歩で2分ほど。赤く舗装された小道を進み、静かに流れる小川に沿って上流へ行くと、大きな鳥居が見えてきます。

別府弁天池は、別府厳島神社の境内にひっそりと水をたたえています。

 

1985年(昭和60年)に環境庁によって「日本名水百選」に指定された別府弁天池は、池の周囲約40mの小さな池です。

毎秒186ℓ、毎分11トンの湧出量があり、水温は1年を通して14度前後を保ちます。

別府弁天池の最大の魅力は、「エメラルドグリーン」「コバルトブルー」とたとえられている、美しい色です。

私が訪れた午前10時頃には、すでに観光に来られている方々がいて、「わぁ、すごい!」「きれいだねー!」と感嘆の声をあげながら、写真撮影をしていました。

池の中には、小魚が泳いでいるのが見えます。ハヤの仲間で、この地域の方は「ドロバイ」や「ドロバヤ」と呼んでいるそうです。その魚たちや、池の底がくっきりと見えるので、池の水深は浅いのだろうと思っていたのですが、実は深い場所で4mもあるそうです。それほど透明度が高いということなのですね。

 

別府弁天池の青さのヒミツ

こんこんと湧き出る、清らかな青い水。実は、水自体が青色をしているわけではなく、「青く見えている」だけで、湧き水自体は無色透明なのです。

では、なぜ別府弁天池の水は青く見えるのでしょうか?

気になるところですが、まだ解明には至っていないそうで、カルスト台地ならではの水質や、光が関係しているのではないかと言われています。

青く見えるヒミツが分からない、というところが、別府弁天池の神秘的な魅力を引き立てているのかもしれません。

季節や時間帯により、その時その時の美しい青色が楽しめる別府弁天池ですが、梅雨時期などで水量が多くなると、砂が舞い上がって濁ることもあるそうなので、雨量の多い時期を避けていくとよいでしょう。

 

湧き水を飲んでみよう

こんなにきれいな水なら、ちょっと触ってみたり、夏の暑い時期なら、足をつけてみたりしたくなるものですが、

そう、この別府弁天池の湧き水は飲むことができるのです。

 

駐車場から池へと向かう途中に無料の給水所があり、蛇口をひねると冷たい湧き水が。その冷たさと美味しさを感じることができます。

自前のペットボトルや、売店で売っている空のペットボトルに湧き水を入れて持って帰ることもできます。

地元の方でしょうか、蛇口からポリタンクに湧き水をくんでいる方がいらっしゃいました。

昔、水不足になったときに諏訪天明神に祈ったところ、「弁才天をまつり青竹をつえに水をたずねよ」というお告げがあり、清らかな水が発見されて弁天池となった、という言い伝えがあるそうです。

昔から、この地を潤してきた、ありがたい湧き水。今後もずっと絶やすことなく、私たちの喉を潤してほしいものです。

 

赤い小川のヒミツ

別府弁天池から流れ出る小川をよく観察してみると、川底が赤くなっている所があります。

私が訪れた時は紅葉の時期。境内の木々が赤く色づいていたので、紅葉が水面に映っているのだと思いましたが、よーく見ると違いました。

実はこれ、ベニマダラという藻の一種。きれいな水にしか生息しないもので、準絶滅危惧種に指定されています。

この付近一帯が、汚れなく時を刻んできた証拠のようにも感じます。

 

ランチにニジマス料理はいかが?

別府弁天池の隣にある養鱒場には、別府弁天池の湧き水を使用し、沢山のニジマスが養殖されており、釣りを楽しむこともできます。

そして、釣ったばかりの新鮮なニジマスを、神社の奥の方にある「泉流庭」や、池の目の前にある「弁天会館」で調理してもらうことができるのです。

清らかな湧き水の中で育ったニジマス。川魚としては珍しく、お刺身でもいただけるようなので、ぜひランチどきに訪れて味わってみてください。

 

まとめ

静かなロケーションにあり、神秘的な雰囲気が漂う別府弁天池。青くきらめく湧き水は、吸い込まれそうなくらいの美しさ。パワースポットとしても人気があるというのもうなずけます。

別府弁天池の水を飲めば、「長寿、財宝をさずかる」という言い伝えもあります。ペットボトルを持参して、その冷たく清らかな水をぜひ味わってみてください。

 

 

基本情報
名称:別府弁天池
住所:〒754-0603 山口県美祢市秋吉町別府水上
料金:無料
駐車場:無料
問い合わせ:0837-64-0203(美祢市養鱒場)

名称:美祢市養鱒場
住所:〒754-0603 山口県美祢市秋吉町別府1951-2
料金:釣竿(エサ付)300円/1本、ニジマス1,800円/1キロ
営業時間:9:00~16:00
定休日:無休
問い合わせ:0837-64-0203

名称:ます料理の店 弁天会館
住所:〒754-0603 山口県美祢市秋吉町別府1578
営業時間:9:00~17:00
定休日:12月1日~2月末
問い合わせ:0837-64-0616

名称:泉流庭
住所:〒754-0603 山口県美祢市秋吉町別府1577
営業時間:店舗へご確認ください
定休日:月曜
問い合わせ:0837-65-2370




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