つのしま資料館には「古代歴史ミステリー好き」にはたまらない展示物が

角島には島の文化や自然・歴史、財産などが展示してある資料館があります。それが「つのしま資料館」です。
実はここ、歴史好きにはたまらない「あるモノ」が展示してあるんです。
この記事の目次
つのしま資料館に展示してあるモノ
つのしま資料館は角島の自然を伝える様々なブースが用意されています。
クジラ/魚/貝/海藻/植物/鳥/剥製・貝殻などのコレクション/海・漂着物/地質、など多岐にわたる資料が展示されています。
平城京から出土された木簡の画像。この木簡には角島が「都濃嶋」と記されていますね。
中国から漂着されたとされる木像。
左が関羽・右が文官の象と思われると記されています。揚子江から漂流したようです。
植物や、
地層についても資料が並んでいます。
その展示品の中で最も興味を引くものがこちら。
角島から出土した人面石です。
そしてそして、つのしま自然館には、この人面石にも関係する凄い展示品があるのです。
それはこの人面石の後ろに書かれている「シュメール海洋民」に関するモノです。
つのしま資料館にある歴史好きにはたまらないロマンとは?!
当編集部もその展示物を見たときは鳥肌が立ちました。
この展示物が本物であれば、海洋民族シュメール人がこの角島にゆかりがあることを証明するモノだからです。
その伝説のシュメール人が角島に残したと言われるモノ、それがこちら。
「ペトログラム」です。
石に彫刻が刻まれているのがおわかりでしょうか?
ペトログラムとは?
ペトログラムとは、岩に刻まれた彫刻や描かれた岩絵のことを言います。古代の人々が出来事の記録や祭事用に岩などに刻んだとされています。
※厳密には、岩に刻まれた彫刻は「ペトログリフ」と呼ぶようですが、ここでは現地の記載通り「ペトログラム」と表示します。(諸説あり)
シュメールとは?
シュメールとは、「最古の都市文明」とされ、「初期のメソポタミア文明」とも言われています。そのシュメール人が戦いに破れて海洋民となり、海を渡って日本にやってきたという伝説があり、現在も多くの研究がされています。
なぜ角島に?となるのですが、実はこのペトログラム、近年になり日本各地で発見されていますが、九州や山口でも多く発見されています。しかも角島と同じ下関市にある彦島の「杉田丘陵」には、「彦島杉田岩刻画」というペトログラフがあります。また、彦島神社にもペトログラフが神霊石として安置されています。
広島の宮島、北九州や熊本でもこのペトログラフは見つかっています。
これらが全て本物だとすると、シュメール人はメソポタミアの池から、この日本までやって来てた可能性が高いということになります。
この角島にあるペトログラフについて、日本ペトログラフ協会会長(当時)の吉田信啓氏が、「約四千数百年前の海洋民シュメールのものだ」と言われたそうです。
ちなみの先ほどの石に刻まれているのは「牛」「大地男神」「大地母神」だそうで、この岩を「アルダ(牛神)石」と呼ばれているそうです。やはり角島は古来より牛と係りがあるのですね。
まとめ
ペトログラフに人面石。どちらもロマンを感じますね。
それ以外にも角島にゆかりのある資料が沢山展示してあります。
場所は角島大浜海水浴場そばにあります。道路に面したこの看板を目印にしてくださいね。
つのしま自然館 基本情報
住所:〒759-5332山口県下関市豊北町角島893-1
電話:083-786-0430
開館時間:午前9時~午後4時30分(受付は午後4時まで)
休館日:毎週火曜日(祝祭休日の場合は翌日)
駐車場:無料駐車場あり(16時30分以降施錠されます)