山口三大祭り山口祇園祭。 熱気ある神輿や楽しい夜市を見に出かけてみませんか

山口市の夏の訪れを告げる山口祇園祭。

山口県民なら大概の知っている山口市を代表するお祭りですが、その歴史などは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は山口祇園祭の歴史をご紹介するとともに、開催期間中に行われている催しをお伝えしたいと思います。

 

山口祇園祭とは?

山口七夕ちょうちんまつり、山口天神祭と並んで【山口三大祭り】のひとつに数えられている山口祇園祭は、京都の祇園祭を手本とした古式豊かなお祭りです。

その歴史は、室町時代に大内氏(第24代当主弘世)が京都から歓請建立した祇園社(現八坂神社)の例祭として始まり、約600年もの長きに渡り受け継がれてきました。
※勧請(かんじょう):神仏の分霊を他の場所に移し祀ること。


朱色の大鳥居が印象的な現在の八坂神社(山口市上堅小路100)は、地元では「祇園さん」の通称で親しまれています。

また、八坂神社は「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」「稲田姫命(くしなだひめのみこと)」とご夫婦の神様をお祀りしていますので、縁結びや恋愛成就夫婦円満のご利益があります。

山口祇園祭に行かれる際は八坂神社まで足を伸ばされ、歴史の一端を感じながら、良縁を授かるのも楽しみのひとつかも知れませんね。

 

山口祇園祭では何をするの?

山口祇園祭は毎年7月20日から7月27日までの1週間をかけて行われます。

その中でも初日(20日)の御神幸(ごしんこう)中日(24日)の御中日祭(ごちゅうじつさい)最終日(27日)の御還幸(ごかんこう)の3日が大きな催しとなります。

 

お祭りのはじまりは八坂神社から


初日の御神幸では、八坂神社で4人の神子による浦安の舞のほか、鷺(さぎ)に見立てた人たちが舞う鷺舞神事(県無形民俗文化財)が奉納されます。

その後は裸坊と呼ばれる男衆が担いだ神輿や、祇園囃子をのせた山車(だし)が、八坂神社から山口駅通りにある御旅所まで商店街を巡幸します。

男衆の熱気あふれる神輿の奉納も圧巻ですが、神輿を先導する祇園囃子(ぎおんばやし)にも注目してみてください。

祇園囃子(ぎおんばやし)は、太鼓・笛・鉦(しょう)の楽器で演奏され、小気味よく奏でられる音色は心の静寂を促し、私たちを《幼い頃の祭りの記憶》で満たしてくれます。

 

総勢1,000人を超える市民総踊り

中日となる御中日祭では、商店街や山口駅通りで、子ども神輿や市内各地から参加するグループによる【市民総踊り】が披露されます。

神事などは行われませんが、この市民総踊りも山口祇園祭の見どころのひとつ。

参加することが1番の醍醐味だと思いますが、まずは見に行かれて、市民総踊りの雰囲気を味わってみてください。

 

女神輿も大活躍

最終日の御還幸は男神輿と一緒に子どもや女性が参加して1基の女神輿を担ぎ、山口駅通りの御旅所から八坂神社に戻ります。

 

夜市や駐車場は?

山口祇園祭では、夏の夜市が行われるのが毎年の恒例となっています。

毎日ではありませんが、初日(20日)・中日(24日)・最終日(27日)に商店街などで輪投げやヨーヨーなどたくさんの夜市が行われます。

商店街の若い人たちも、いろいろと趣向を凝らした企画を考えられているそうです。

山口祇園祭の時期が近づいたら、こちらで詳細がアップされると思いますので、ぜひチェックしてみてください。

山口街中:http://www.yamaguchi-machinaka.com/

駐車場については例年、【商店街と山口駅通りの一部の区間が通行止め】になりますので、公共交通機関のご利用をおすすめします。

通行止めの時間は19:00〜22:00となる可能性がありますので、こちらもホームページからご確認いただけたらと思います。

山口街中:http://www.yamaguchi-machinaka.com/

 

まとめ

山口祇園祭。

名前を聞いたことや幼い頃に参加した記憶があっても、その歴史を知る機会はあまり無かったのではないでしょうか。

約600年の歴史を受け継ぎ、現在では山口市を代表する祭りのひとつ、山口祇園祭。

家族や友だちと一緒に祭りを盛り上げに行ってみませんか。

 

基本情報
・名称:山口祇園祭
・住所:八坂神社(山口市上堅小路100)〜商店街〜山口駅通り
・アクセス: 最寄駅JR山口駅
・営業時間:16:45(巡行)〜
・電話番号:山口市ふるさとまつり実行委員会(083-932-3456)
・開催時期:7/20~7/27 20日(御神幸)・24日(市民総踊り)・27日(御還幸)
・公式サイトURL:山口街中:http://www.yamaguchi-machinaka.com/

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