山口市の散策スポット「一の坂川」桜が舞いホタルが飛び交うオアシス

山口県山口市の中心部、山口県庁や山口県立美術館などの付近を流れる「一の坂川」は、源流の「錦鶏の滝(きんけいのたき)」から南へ流れ、下流で椹野川(ふしのがわ)へ合流します。

川幅が狭く小さな川ですが、春には両岸に桜が咲き誇り、初夏にはホタルが飛び交う、自然の美しさを満喫できるスポットとなっています。

どことなく京都っぽい?一の坂川周辺

室町時代、京都に憧れた守護大名「大内弘世(おおうちひろよ)」が、京都をイメージして山口の街づくりをし、その際に京都の鴨川に見立てたのが「一の坂川」と言われています。

一の坂川周辺の道路には、「伊勢小路」や「栗本小路」、「大殿大路」など、「小路」や「大路」という京風な名称がつけられていて、「西の京山口」を感じられるスポットでもあります。

桜並木が続く一の坂川

一の坂川の両岸には、約600mに渡って約200本ものソメイヨシノが並んでおり、開花の時期には桜のトンネルを観ようと、多くの人で賑わいます。

小川の周辺に植樹されているヤナギの木やツツジ、川辺には野花も咲き、まるで田舎の野山に流れる清流のよう。ここが街の中であるということを忘れさせます。

 

今回筆者が訪れた日は、桜はまだ3部咲きほどでしたが、ところどころ満開の樹もあり、充分に見ごたえがありました。

桜並木の一部ではありますが、落花するまでの期間中、夜間のライトアップもされ、日中とは違ったロマンティックな雰囲気も楽しめます。

川の両岸は道路で挟まれており、車も通行しますので、散策や写真撮影の際には周囲にご注意ください。

一の坂川の見どころ・楽しみ方をチェック!

ただ桜やホタルを眺めるだけではもったいない!一の坂川へ来たら、ここをチェック!

一の坂川にかかる橋

一の坂川には、大小さまざまな橋が沢山かかっていて、それぞれ「琴水橋」や「春日橋」などの、京都っぽい名称がついています。「鴻東橋」には、『一の坂川』と表記されているので、こちらで記念撮影してもいいですね。

一の坂川にかかる全ての橋を渡り、制覇するというチャレンジも面白いかもしれませんね。

足元にも注目!ご当地マンホール


桜を見に行けば、どうしても上ばかり見てしまいがちですが、足元にも目を落としてみると、桜やホタルが描かれた、カラフルで可愛らしいマンホールを見つけることができます。

全部で何種類あるのか、数えてみても楽しいですね。

川岸に降りてみよう


一の坂川には、川岸まで降りていける階段がところどころに設置してあり、川のすぐそばまで行くことができます。

下から見上げる桜や橋の景色も、青い空とあいまってとても美しいです。

歌碑・句碑を詠みながら散策も


一の坂川沿いには大内氏の歌碑や、一の坂川周辺をよく散策していたと言われている山頭火の句碑などが建立されています。

美しい清流である一の坂川は、昔から多くの人々に愛されていたのだなぁと、しみじみと感じられます。大内氏や山頭火の和歌や俳句を参考に、一の坂川の美しさを詠んでみてもいいですね。

周辺の小道を散策


縦に伸びるメインストリート「竪小路」を中心に、路地が入り組む一の坂川周辺には、古民家を改装したショップなどが数多くあり、情緒のある雰囲気で散策できます。

カフェや食事処、小さな美術館などに立ち寄って、ちょっと休憩。まち歩きがより一層楽しく感じられます。

人力車の上から一の坂川を眺める

現代でも垣間見ることのできる、きらびやかな大内文化の名残りや史跡、町家の残る街並みを、人力車に乗車して観光してみるのも、おつな楽しみ方。

一の坂川周辺の観光を、ちょっと違った形で楽しみたい方におすすめです。

問い合わせ:083-934-3312(山口市菜香亭)
URL:https://www.c-able.ne.jp/~saikou/shisetsu/jinrikisha.html

しっとりと着物で散策しちゃおう

着物のレンタルや着付けのサービスを利用して、風情のある一の坂川周辺を、着物でそぞろ歩き。昔の街へタイムスリップ気分!

プロのカメラマンに、着物姿を撮ってもらえる撮影会も開催されます。思い出に残る一枚を撮ってみませんか?

問い合わせ:083-920-9220(大路ロビー)
URL:http://ojilobby.sblo.jp/article/188439207.html

一の坂川のイベント

「ほたる観賞Week!」

春の桜並木が人気のある一の坂川ですが、ホタルが乱舞するスポットとしても有名です。

京の都から姫君を迎えた大内弘世が、寂しがる姫のために、宇治から取り寄せてきたゲンジボタルを一の坂川へ放したところ、住み着いたのだそうです。

それで、山口市の街なかでホタルが見られるのですね。

そんなロマンティックな裏話のある一の坂川ですが、1971年の台風による豪雨で氾濫してしまい、河川の改修が行われることに。

その際、自生するホタルを守るため、ホタルが生息しやすいように工夫された護岸が造られ、現在の美しい景色が現在まで残されているのです。

ホタルが多く見られる時期の「ほたる観賞Week!」には、「ほたる祭り」などのイベントが開催され、ホタルを鑑賞しながら、夜の一の坂川散策が楽しめます。

「一の坂川ひな流し」

2016年から始まったばかりの新しいイベント、「一の坂川ひな流し」。桜が咲き誇る頃に、徳地和紙で作られた流しびなを、川へ放流するイベントが行われます。

色とりどりの船に乗って流れるひな人形。お花見を兼ねて、無病息災を祈るイベントに参加されてみてはいかがでしょうか。

一の坂川周辺の観光スポット

瑠璃光寺


瑠璃光寺(るりこうじ)の境内は香山公園と呼ばれています。五重塔は室町時代に大内盛見が建立したもので、国宝に指定されています。

春の梅や桜、夏のあじさい、紅葉や雪景色と、どの季節に訪れても美しい姿が見られます。

住所:〒753-0081 山口県山口市香山町7-1

サビエル記念聖堂


キリスト教宣教師の、フランシスコ・サビエルが山口を訪れて400年を記念して造られた、サビエル記念堂。

平成3年の火事により焼失してしまいましたが、平成10年に現在の教会が再建されました。

住所:〒753-0089 山口県山口市亀山町4-18

湯田温泉

湯田温泉駅横

街の中で天然温泉が楽しめる山口市の湯田温泉は、アルカリ性単純温泉。柔らかく、肌によく馴染むのだそう。

山口市周辺の観光をするなら、湯田温泉を拠点にし、旅の疲れを癒してみてはいかがでしょうか。

まとめ

山口市の街なかを流れる、美しい清流「一の坂川」をご紹介しました。両岸に連なる桜並木や、ゲンジボタルが乱舞する幻想的な景色は必見です。

桜の咲くタイミングに合わせて訪れるのはなかなか難しいですが、満開でなくても見ごたえのある景色が楽しめること間違いなし。

風情ある町家でショッピングをしたり、おしゃれなカフェで休憩したり。一の坂川周辺で開催される、様々なイベントに参加してみるのもいいですね。

西の京山口を感じながらのまち歩きを、是非お楽しみください。

 

基本情報
名称:一の坂川
住所:〒753-0083 山口県山口市後河原
駐車場:専用駐車場はありません。付近の有料駐車場をご利用ください
問い合わせ:083-933-0088(山口観光コンベンション協会 http://yamaguchi-city.jp/




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